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素敵なイラストと愉快な企画でおなじみ!
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vol. 16 2020 May. 7th

五月女ケイ子さん イラストレーター

2 0 2 0年3月3日、おかげさまでa n a nは創刊5 0周年を迎えました。 それを記念して、ご縁のある方々にインタビュー。 印象に残っている表紙や誌面など、思い出話を伺います。

アンアンから仕事をもらって、「都民になれた」と思いました。 五月女ケイ子イラストレーター

五月女ケイ子さんがアンアンという雑誌を認識したのは、山口県に住んでいた高校生のときだったそう。
「インテリアや料理など、暮らしまわりの特集をよく買っていましたね。覚えているのがインテリアのアイデアで、〝白い貝殻を飾る〞〝空き瓶を飾る〞〝麻ひもを結ぶ〞というもの。これなら田舎にいる私でもできるかも…と思ったのですが、瀬戸内海には残念ながら黒いアサリの貝殻しか落ちてなくて、ガックリしたことを今でもよく覚えています(笑)」
 アンアンから最初に仕事の依頼が来たときは、〝あの東京の雑誌から連絡が?!〞と驚いたとか。
「東京に住み始めて1〜2年目で、アンアンから依頼をもらって、〝やっと私も都民になれた…〞と感極まったのを覚えてます…って、ふざけてると思いますよね? 違うんです、本気です(笑)。というのも、お話をいただいた頃はすでに今のような作風になっていたので、ファッション誌からは、仕事は絶対来ないだろうと思っていたんです。一人密かに〝二度と会うことはないだろう(まだ出会ってないけど)〞と別れを告げていたのに、仕事が来た。なんて懐が深い雑誌だろうとすごく感動しました」
 以降、イラストはもちろん、取材させていただいたり、長年にわたって連載をしていただいたりと、実は五月女さんとアンアンの付き合いは結構深い。
「CHEMISTRYの連載に絵を描いてほしいという依頼をもらったときは、〝どうして私が?!〞と驚きましたが、今考えれば、この〝あえての組み合わせ〞が、とてもアンアンっぽい。それから妊娠〜子育て日記を夫(映画監督の細川徹さん)と書かせていただいたのも、とてもいい思い出です。あと、今回過去に描いた絵をいろいろ見返してみて思ったのですが、あえて言いますが、バカバカしい企画にもたくさん携わらせていただいて…(苦笑)。アンアンって間口が広く、良い意味で方向性が雑多。そしてカテゴライズとかを煙に巻いてる感じがします。マスを向きつつ新しいことも紹介したい。でも決して〝分かる人だけ分かればいいじゃん〞とはせずに、すごく丁寧に噛み砕いて、誰にでも分かるように説明をしてくれる。私が思う〝雑誌の魅力〞が溢れている本だと思います。この先も、その居心地の良い雰囲気のまま、ずっと続いていってくれれば嬉しいです。そしてたまには、バカバカしい企画に私を呼んでくれたらもっと嬉しいです」

思い出のanan

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CHEMISTRYと一緒に、謎のグラビア撮影に挑戦…。

CHEMISTRYの2人が交代で、女性について執筆する連載「女もいろいろ…」の挿絵を担当。連載が本になったときにはトークショーにも参加。3人で歌も歌い、クリスタル・ケイ的気分を味わった。(2005年12月7日号)

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愛娘を妊娠、出産、子育て。貴重な記録は夫婦共著に。

ご主人の細川さんとともに、妊娠中は「生み出す夫婦~赤子創造日記~」を、出産後は「こどものしくみ ゆる~り子育て日記」を連載。その2つをまとめ、書籍『親バカ本』を出版。表紙はお嬢さんです。(右・2010年1月13日号、左・2011年4月6日号)

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今や日曜劇場俳優の今野浩喜さんと謎の企画。

言いにくいことをどう伝えるか。人間関係のちょっとしたテクを伝授するページに、俳優の今野浩喜さんと登場。女装した今野さんの写真に五月女さんが絵を描くという、夢のコラボが実現した。(2012年1月18日号)

そおとめ・けいこ 雑誌、書籍の装丁、広告など幅広く手掛ける。またコラムニストとしても活躍。サイトでは、かわいいオリジナルグッズも販売中。
https://sootomehyakka.com

写真・小笠原真紀 動画編集・山城健朗 取材、文・河野友紀