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「恋愛の教祖」として恋愛特集に数多く登場!
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vol. 11 2020 Mar. 24th

柴門ふみさん 漫画家

2 0 2 0年3月3日、おかげさまでa n a nは創刊5 0年目を迎えました。 それを記念して、ご縁のある方々にインタビュー。 印象に残っている表紙や誌面など、思い出話を伺います。

俳優もお笑い芸人も、 アンアンが撮ると素敵でした。 柴門ふみ漫画家

『東京ラブストーリー』や『あすなろ白書』など、’90年代のトレンディドラマの原作となった、大ヒット漫画の作者である柴門ふみさん。当時は〝恋愛の教祖〞〝いい男識者〞として、ほぼ毎月のようにアンアン誌面に登場。秋元康さん、林真理子さんとの恋愛座談会では、恋に悩む多くの読者の背中を押し、数々の切れ味鋭いコメントには、多くの読者が勇気づけられた。
「その頃の私は、子育てと仕事で遊びに行く暇もなく、完全な引きこもり(笑)。アンアンの撮影でスタイリストの方が選んだ素敵な服を着て、ヘアメイクの方にキレイにしていただけるのが嬉しかった。メイクされながら、お薦め化粧品も教えていただいたし。座談会で何を話したかは忘れてしまいましたが、いつも秋元さんが帰りに美味しいお店に連れていってくれたので、その味の記憶は残っています(笑)」
当時人気の「いい男」特集や恋愛の特集号では、旬の俳優やミュージシャンと対談することも。「(筒井道隆さんの表紙を眺めながら)今見ても、本当にかっこいいですよね。トシちゃん(田原俊彦さん)も、本当にかっこよかった。アンアンは俳優さんの〝旬〞を見極め、表紙に起用するという審美眼を持っていましたね。俳優もお笑い芸人も、なぜかアンアンが選ぶスタイリストやヘアメイクがつくと、みんな素敵になった。アンアンって、芸能人に初めてセンスのいい服を着せた雑誌じゃないかしら」
そう語る柴門さんは、創刊号からの読者でもある。
「当時は徳島の中学生。創刊されたアンアンは、おしゃれでとんがっていて、不良っぽくて、読んでいるとドキドキしました。モデルの顔ぶれやカメラマンも、田舎の中学生にとっては憧れの文化でした」
そして17年後には、ついに柴門さん自身が登場。旅の特集で、好きだった軽井沢について語っている。
「私もついにアンアンに載ったんだわ! と、それは感動ですよ。アンアンでのご縁がずっと続き、林さん、秋元さんとは今でもたまにごはんに行きます。秋元さんは、私に『この人、一度会ったほうがいいよ』『一度、見たほうがいいよ』と、知らない世界に導いてくれた方。林さんは、令和という元号を決める会議に出たり、皇室行事にも出席したり、あれだけの会食をこなしているのに、その合間を縫って我が家の新年会にも顔を出してくれる気のいい方。あのお二人にあちこち引っ張り出してもらい、行動力がない私はどれだけ楽しい人生になったことか」

思い出のanan

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ついに憧れのa n a nに、柴門さんがデビュー。

30歳でanan誌面にデビューした柴門さん。旅のテーマで取材を受け、「非日常を味わいに行く場所」として軽井沢を紹介。淡々と語る言葉とは裏腹に「私もananに載ったんだ」と興奮したという。(1987年1月30日号)

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恋愛賢者として表紙も飾る。3人でグルメの会も結成。

恋愛賢者として、この3人での座談会が定番に。「座談会後、秋元さんがミニバスを借りて、ジュリアナ、神楽坂のディスコ、秋元邸に連れていってくれました。私史上、唯一のバブルの夜でしたね」(1993年5月14日号)

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運命の男にインタビュー。そんな役得も!

理想の運命の男として、柴門さん原作のドラマ『あすなろ白書』に出演した、俳優の筒井道隆さんが登場。運命の相手との出会いについて語り合い「シャイな内面もたまらなく魅力的だった」と、柴門さん。(1996年2月2日号)

さいもん・ふみ 1957年生まれ、徳島県出身。’79年漫画家デビュー。恋愛の描き方が絶妙で、ドラマ化された作品も多数。『女性セブン』で連載中の「恋する母たち」最新6巻が4月27日頃発売。

写真、動画・中島慶子 動画編集・山城健朗 取材、文・今井 恵